北海道アオサギ研究会

北海道蘭越町にアオサギ駆除中止の要望書を提出

5月27日、北海道蘭越町農林水産課宛てに、同市で実施されているアオサギの駆除について、駆除の中止を求める要望書を提出しました。なお、要望の根拠についてはかなり長くなるので別紙にまとめてあります。当該駆除は、同町字相生にあるカラマツ林のコロニーにおいて営巣中の親鳥を対象に銃器を用いて行われているものです。被害としては水田での苗の踏みつけと隣接するキャンプ場からの苦情が挙げられています。要望書に先立ち、同町に電話で問い合わせを行いましたが、コロニーで駆除を行うことの非道さもさることながら、被害の根拠とされる理由もその信憑性が極めて薄く、駆除自体、到底受け入れられるものではありませんでした。当事案については、同町からの回答があり次第、ここでまたご報告いたしたいと思います。

なお、ニセコ町の方から本日受け取った情報によると、蘭越町はこの件で苦情が殺到したため一時的に駆除を中断しているそうです。

【追記】6月11日付けで、蘭越町農林水産課より上記要望に対する回答をいただきました。回答部分は以下のとおりです。

当面の間はコロニーでの駆除を中止することとします。
今後は、追い払いなどによる対策を含め、検討することとします。