2019年第1回アオサギ観察会
4月12日9時半より、平岡高校の屋上をお借りし、今シーズン第1回目の平岡コロニーの観察会を行いました。今回は例年にくらべてやや早めの観察会となりましたが、風の無い穏やかな天気で寒さを感じることなくゆっくりと観察することができました。参加者は、平岡どんぐりの森(当研究会との重複を含む)から7名、高校関係者5名、当研究会から私を含め2名、それに地域メディアの「ひろまある清田」の記者さん1名でした。
今回、誰もが驚いたのは見える巣の多さでした。この観察会は同じ場所でかれこれ20年近く続けていますが、ここまで多く見られたのは初めてだろうと思います。巣の数をカウントされた方によると、76巣を確認したということでした。もっとも、これは見える範囲での巣数なので、コロニー全体ではおそらく倍以上になるのではと思われます。今回、確認できる巣数が多かったことについては、今のところふたつの理由があるのかなと考えています。ひとつ目は昨年9月の台風でかなりの木が倒れたため確認できるコロニーの範囲が広がった可能性、もうひとつは、隣の江別コロニーにいたアオサギの多くが平岡に移動してきた可能性です。江別コロニーはここ数年アライグマに襲われていたため、昨年からでも営巣数が2割ていどにまで縮小しています。平岡と江別の両コロニー間はほんの十数キロですので、引っ越ししてきたとしても不思議ではないのです。
なお、今回の観察会の様子は、上述した「ひろまある清田」のサイトで詳しく紹介していただいています。ぜひご覧ください。
『「これはすごい! アオサギが木に密集!」 平岡イオンの森 過去最多の巣を確認 江別コロニーのアオサギが平岡に移動!』