中西別コロニー
別海町中西別、西別川の河跡湖の河畔林にある。河跡湖の周囲は酪農地帯である。コロニーのある林は平坦な広葉樹林で、幅約15mの河跡湖を隔てて両岸に営巣木がある。ただし、コロニーの大部分は湾曲した河跡湖の内側に位置している。コロニーの北東は河跡湖を隔てて約10mの高さの斜面になっており、斜面を上がったところが道路でその先は牧場である。
2002年12月23日の調査では、ハンノキ6本、ハルニレ4本、ヤチダモ3本、ミズナラ1本の4種14本に、計30巣が確認された。低木にはシウリザクラ、エゾイタヤ、ハシドイなどがあった。林床の草本にはトクサなどが見られた。営巣面積は約200m2であった。
コロニーに隣接する岐阜牧場の人の話では、このコロニーは1999年につくられたという。また、最初は5、6羽だったが2001年以降増えたということである。