朱鞠内湖コロニー
幌加内町朱鞠内、朱鞠内湖の南西岸に位置する。コロニーは湖畔から道路を隔てて約150m西の台地上にある。台地の上部は針広混交林で、コロニーの中央付近を高さ約3mの段差が南北に縦断している。コロニーから道路までは約30m、その間は斜度約25度の広葉樹の斜面である。
2003年11月1日の調査では、ミズナラ8本、ケヤマハンノキ7本、トドマツ3本、ダケカンバ2本、ハリギリ1本、ドロノキ1本の6種22本に計35巣を確認した。高木としては、この他にシナノキやキハダなどが見られた。低木には、シナノキ、ミズナラ、ホオノキ、コシアブラ、オオカメノキ、トドマツなどがあった。林床はクマイザサが優占するが、オオウバユリなども見られた。営巣面積は約4,300m2であった。
地元の高山氏夫妻によると、このコロニーは2002年にできたということである。
【追記(2013年7月)】幌加内町の内海千樫氏によると、2005年にはすでに放棄されていたという。