水光園コロニー
帯広市東10条南5丁目の水光園内にある。コロニーは面積約3,000m2の針広混交林の平坦地にあり、林の周囲は幅約10mの池で囲まれている。コロニーから南東へ約500mで札内川、北へ約1kmで十勝川に至る。水光園の周りは住宅地や商業地で、コロニーから南へ約50mのところを交通量の多い国道38号が走っている。
2003年2月12日の調査では、ハルニレ6本、イタヤカエデ1本、ハリギリ1本の3種8本に、計17巣を確認した。コロニー内の低木としては、エゾニワトコなどが見られた。営巣面積は約1,200m2であった。
水光園の経営者の話では、ここに営巣するようになったのは1995年ないし1996年頃からで、最初の年は1巣だったが、毎年少しずつ営巣数が増えているという。水光園では釣り堀りや養魚池にニジマスを飼っておりアオサギの食害がある。このため、営巣期のアオサギに対し花火を使って追い出しを試みているが成功していない。なお、この池や近くの十勝川の一部は冬でも結氷しないため、この付近はアオサギの越冬場所ともなっている。