賀老川コロニー
黒松内町旭野、賀老川沿いの沼のほとりにあったが現在は放棄されている。沼の面積は1,000m2ほどで、ガマが多く枯れ木が何本も水中に立っている。沼は谷状地形にあるが、周囲の山がなだらかなためそれほど見通しは悪くない。沼の周辺は広葉樹林である。沼のすぐ脇には砂利道が通っている。
黒松内町ブナセンターの高橋興世氏によると、このコロニーは2001年の営巣を最後に消滅したという。また、放棄の原因については、2001年後半からコロニーの近くで行われている工事が原因ではないかと推測している。2002年7月18日に現地を訪れたところ、沼の上流約50mのところから河川工事が行われており重機が何台も入っていた。同氏によると、このコロニーは少なくとも1992年頃にはあったという。なお、2002年には東南東約4kmに黒松内コロニーが確認されていることから、当コロニーのアオサギが黒松内コロニーに移動した可能性は高いと思われる。